JR四国をめぐる冒険(その2)

しおかぜ1号・いしづち5号

妹尾7:19発の快速「マリンライナー7号」に乗り、児島で松山行きの特急「しおかぜ1号」に乗り換え。窓側はすべて埋まっていたので通路側に着席。宇多津で併結される「いしづち5号」のグリーン車に移る。8号車3番C席。
…何かおかしい。昨日も同じ列車の同じ座席に乗っていたような気が、これもなんとなくした(爆)。

それにしても、8000系の貫通型先頭車は特急形らしからぬ顔だなあ。ぺったんこ。


海岸寺詫間で見える屏風ヶ浦

宇和海5号


松山で「宇和海5号」に乗り換える。これもなにやら強烈な既視感があるぞ(爆)。ただ昨日と違って乗換えの合間に「汽車弁当」を買っている。


このまま宇和島まで乗り続ければまさに「エンドレスナイン」だったが、八幡浜で降りたのでループ脱出。時刻は11:00。


八幡浜駅の大漁旗

この後に乗る予讃線伊予長浜経由・伊予市行きの普通列車まで45分ある。この間に今日明日に乗る予定のグリーン券を手配し直す。


それでもまだ時間が余ったので、松山で買った汽車弁当をホームのベンチで食す。

予讃線旧線


八幡浜から伊予長浜経由−予讃線旧線−の伊予市行き普通列車4920Dに乗る。車番は「キハ54 7」。昨日、予土線で乗ったのと同じ車番だった。


八幡浜から伊予大洲まで「後ろをBACK」して、伊予大洲の先、伊予若宮信号場で内子経由の短絡線と分かれて、伊予長浜経由の旧線を走る。


気になる駅名、五郎。


「春賀」と書いて「はるか」。駅名標がボロボロ。


しばらくすると肱川が寄り添ってくる。短絡線はほとんどがトンネルなので、車窓風景は断然、旧線の方がいい。


伊予長浜を出ると伊予灘を見ながら進む。予讃線のハイライトシーン。かつては特急列車もこのルートを通っていたので、さぞ景色もよかっただろう。


向井原で短絡線と合流して、13:17、伊予市着。降りたホームの向かい側に停車中の13:34発、7000系の松山行き普通列車に乗り継ぐ。


松山の一つ手前、市坪駅は松山市出身の俳人正岡子規の幼名「升(のぼる)」にちなむ「野球(の・ボール)駅」という愛称がある。

松山市内をぶらり

松山には13:50に着いた。この後の予定は特に決めていなかったが、せっかく松山へ来たので伊予鉄に乗って、松山城を見て道後温泉に入ることにした。松山駅の観光案内所で、伊予鉄道市内線の1日乗車券(400円)を買う。運賃は150円なので、3回乗るだけでもとが取れてしまう。


松山駅前の電停に向かい、道後温泉行きの電車を待ったら低床電車の2100形にいきなり出会えた。終点の道後温泉まで乗り通した。2100形はかなり数が多く、ねらわなくても簡単に出会える。


道後温泉駅


大街道へ「後ろをBACK」。

大街道から歩いて松山城ロープウェイ・リフトの東雲口駅へ向かう。同じ切符でロープウェイとリフトのどちらに乗ってもよいのだが、カメラバッグを抱えているので往復ともロープウェイにした。わずか3分で山頂の長者ヶ平駅に到着。


5分ほど歩くと、松山城が見える。


山頂からの眺めは抜群。

松山城の茶屋で買った「いよかんソフト」を食べて、下山。

伊予鉄道の市内線と郊外線が平面交差する大手町で下車し、しばし観察していると…、


い、井の頭線

あとは道後温泉に入ってから、松山18:40発「しおかぜ30号・いしづち30号」のグリーン車に児島まで乗車。日が暮れて真っ暗になったので、「生徒会の五彩」を読んでくつろいでいると箕浦付近で安全装置が働いて緊急停車! この影響で13分ほど遅れた。
進行方向右側の「特等展望席」とでも言うべき1番AB席が空いていたので、瀬戸大橋に入ってからそちらに移ると車掌の検札を受けた。グリーン券を見せて自席に戻ろうとしたら、「空いていますのでこのまま座っていただいて結構ですよ」と言われた。JR東日本だと自席に戻るように注意されるが、実におおらかだ。児島から先は「マリンライナー」に乗り帰宅。