2011年歳納め 九州新幹線で鹿児島へ(その1)

…「歳納め」は「としのうめ」ではありませんよ(何
12/29〜12/31にまたまた九州へ行ってきました。GWに続いて今年2回目の九州です。この時期はちょうどコミケ期間中でもありそちらに行こうかとも思いましたが(笑)、この時期を逃すとGWまで2泊以上の旅行はできないと思って九州に行くことに。
前回九州新幹線の博多−新八代を乗車したことでJR九州は完乗したのですが、今回はぜひ鹿児島市内に行きたいと思ったので、鹿児島に重点を置いた遠征となりました。

スタートはひかり541号


岡山7:16発「ひかり541号」で今回の九州遠征はスタート。号数だけなら2年前の夏に九州へ行ったときに乗った列車と同じだけれど、当時は「ひかりレールスター」だったのに対し今では九州新幹線用のN700系に置き換わっていたり、当時の「ひかりレールスター543号」とほぼ同じスジだったりする点が変わっている。

じゃじゃーん。スタートからいきなりグリーン車ですみません。岡山に帰ってから生活費の負担が減ったので、つい奮発してしまいました。
年末の帰省ラッシュもあって「ひかり541号」は普通車もグリーン車も満員御礼。僕はエクスプレス予約で早々と窓側D席を確保していたけれど、岡山の時点で隣席に客がいた。隣席の客は新山口で下車したので、以降は博多までゆったり。
博多には9:13に到着。

教育大前−赤間撮り鉄 その1

博多9:38発、787系の特急「きらめき2号」で赤間へ。1本前の特急である「ソニック11号」の自由席はすでにほぼ満席だったが、「きらめき」は小倉止まりなのもあって空いていた。
以前に赤間付近の車窓を眺めていて、「この辺にいい撮影地がありそう」と思っていたので、小倉方に向かってロケハンしてみたら撮れる場所を発見。

813系200番台RM223編成先頭の6両編成。


811系PM111編成先頭の8両編成。


885系の「ソニック」。


813系1000番台RM1001編成+1100番台の6両編成。

すっかり太陽が雲に覆われてしまったので、ひとまず撤収。ここは下りの方がきれいに撮れそうなので、午後に来ることに。
赤間駅前郵便局で旅行貯金をして、普通列車で折尾へ。なんと3編成しかいない813系1000番台、RM1003編成に当たった。天井を見上げると節電対策で一部の蛍光灯が取り外されていることに気付いた。ちなみにこの後再び赤間に来る際、813系100番台に乗ったが、こちらは蛍光灯カバーが付いていることもあってか、蛍光灯はすべて取り付けられていた。

折尾に来たなら


もう何度か食べたけれど、やはりかしわめしは外せない。

教育大前−赤間撮り鉄 その2

今度は下り列車を撮影。

813系1100番台キター


EH500-72牽引の貨物列車。


811系PM104編成の久留米行。


2編成しかいない813系300番台が来た。以前はライトケースの上部に赤線があって容易に識別できたけど、今では赤線が消えて見分けが付きにくくなった。


787系特急「きらめき」。


811系PM14編成先頭の8連。


883系AO-4編成の特急「ソニック」。大分県観光号のラッピング車両。


813系RM222編成先頭の9両編成。

博多シティ

e5489で予約していた「さくら421号」の指定券を赤間駅の窓口で受け取り、14:50発の特急「きらめき15号」に乗ったら787系のトップナンバー。8両に増結されていたので十分すぎるほど余裕があった。博多到着後、駅前のゆうちょ銀行博多店で旅行貯金


博多駅もすっかり装いが変わりました。


サンジハン!! …不正


博多シティ側の改札内にこんなギャラリーがありました。



フルカラーの発車案内。

さくら421号


博多16:09発の「さくら421号」で鹿児島へ移動する。N700系JR九州のR5編成。今回はさすがに普通車指定席。12月上旬にe5489で窓側を確保していた。九州新幹線エクスプレス予約が利用できないので、e5489の出番となる。ちなみに現在のところ、「みずほ」「さくら」は山陽新幹線内のみの利用であってもエクスプレス予約で指定席は予約できないが、2012年夏を目処に予約できるようになる予定の由。

「ひかり541号」はJR西日本のS7編成だったので車内メロディーは「いい日旅立ち」だったが、「さくら421号」はJR九州の車両なので向谷実氏作曲のメロディー。

「さくら421号」は定刻に博多を発車。車内は博多の時点で満員御礼。福岡の市街地を抜けると、脊振山地越えに向けて上り急勾配を行く様子がよく分かった。やがて九州新幹線最長12115mの筑紫トンネルに入るが、このトンネル内では携帯がつながったので驚いた。まあ、山陽新幹線ではトンネル内でも携帯がつながる区間が徐々に増えているけれど。

また、今回あらためて九州新幹線に乗って観察して気付いたが、防音壁の高い区間が確かに多かった。

筑紫トンネルを抜けて新鳥栖を通過すると程なく最初の停車駅、久留米。筑後船小屋新大牟田を通過して、博多から30分あまりで新玉名を通過。つまりもう熊本県

おてもやん」のメロディーが流れると熊本で、16:48着。博多から39分。「もう熊本。新幹線はチートだわホンマに」とTwitterでつぶやいてしまうほど。熊本で結構降りるかなと思ったけど動きはほとんど無かった。

熊本を出ると天草諸島が彼方に見えた。「さくら421号」は熊本から各駅停車となる。新八代到着前の乗り換え案内では「B&Sみやざき」も案内していた。新幹線と高速バスのリレーにより、博多−宮崎は最速3時間8分と陸路最速のルートが確立され、新八代は宮崎への結節点という役割が新たに与えられている。

僕にとって新八代といえば、今年のGWにJR九州を完乗した地でもある。その新八代を出るとトンネルが目立って増えてきて、携帯もつながりにくくなる。

新八代の次、新水俣は山の中。2年前に鹿児島中央新八代でつばめに乗ったときは速達タイプだったから、あまり印象に残っていなかった。すでに17:16だが、まだ残照がある。この時期、東京だともう真っ暗で、岡山ですら暮れかける頃だ。

次の停車駅、出水で半数近くの客が降り、車内にだいぶ余裕ができた。「出水を出ますと、次は『せんだい』に停まります。」。…行くぜ、東北(違)。あえて言うまでもないですが「せんだい」とは「川内」のことです。

薩摩田上トンネルを抜けて17:48に鹿児島中央へ到着。途中で真っ暗になるかと思ったけど鹿児島中央まで車窓を楽しむことができた。鹿児島中央駅の改札を出るとビックカメラの案内が目に留まった。鹿児島にも進出してたのね。駅の隣にある鹿児島中央郵便局は18時まで貯金ができるので、駅の大階段を降りて足早に局へ向かい旅行貯金してきた。局内のテレビでNHKを流していて、ブラタモリの番宣で1/26の放送にてタモさんが鉄道総研に行くことを知った。

夕食は「豚とろ」

鹿児島中央郵便局を出て、宿泊先の東横イン鹿児島中央東口にてチェックイン。今回はここで連泊する。少し休憩した後、夕食を食べに行くためフロントに鍵を預けて外出。ビックカメラで買い物をするついでに駅内の土産物屋を見に行ったら、焼酎の試飲ができたので3杯ほどいただいてしまった。ビックカメラで買い物を済ませ、鹿児島中央駅前から市電に乗って3電停先の高見馬場へ。

今回ぜひとも鹿児島に行きたかった理由、それはこの「鹿児島ラーメン 豚とろ」のラーメンを食べたかったからと言っても過言ではない。2009年に逗子の人がここを訪れていて、それを見て僕も食べに行きたかったのである。
チャーシュー麺を大盛り・麺かため・こってりで、さらにとんみそマヨめしを注文。ラーメンは麺の硬さ、こってり度、味の濃さを好みで申告できるようになっている。
麺は中太で、こってりしたスープが病みつきになるうまさ。さらに口の中でとろけるチャーシューが評判通りの絶品。とんみそマヨめしもまさに「ごはんはおかず」。ごちそうさまでした。

市電で鹿児島中央に戻ったら、駅前のビルの窓にジョイフルの看板が反射していたので行ってみると、なんと本当にジョイフルを発見。駅前から右へ曲がった先にあるので気付かなかった。ジョイフルとは九州発祥のファミレスで、同業他社と比較して低価格が売りの一つ。大学時代にいたサークルではなぜかジョイフルめぐりが流行っていて、僕も連れて行かれたものだった。なので反射的に吸い込まれてしまったが、すでに「豚とろ」で食べてきた後なのでデザートのみに留めた。客の大半が中高生のみのグループで占められている光景は異常に映った。

ジョイフルでしばしくつろいだ後、1045に再入庫。日付が変わる前に布団にログイン。

(つづく)