宇野バス新車試乗レポート

今日のサンジハン!!過ぎに岡山駅のバスターミナルに向かうと、宇野バスの新車(岡山200 か11-84)が四御神(しのごぜ)行に入っていたので、迷わず乗車しました。四御神なら距離も知れているので、終点の四御神車庫まで新車に試乗。


進行方向左側の2列が車椅子対応の1人がけ折りたたみ座席となっています。この関係で既存車両と比べて前中扉間は座席定員が4人分減少しています。正座席に関してはこれまでと同様のハイバックシートなので、長時間の乗車でもゆったりと過ごせます。
ツーステップ車ばかりであった宇野バスに初めてワンステップバスが投入されたためか、自動音声で「このバスは、ワンステップバスです。ご乗車の際はご注意ください。」という注意喚起の放送が流れていました。名実ともに「低くて乗りやすいバス」になったのは言うまでもありません。


既存車両では入口扉の直後にあったサービスコーナーは、新車では最前列の座席直後に移っています。バスカードの自販機は設置されていません。座席定員が減少したため、自販機を置く余裕が無いのでしょう。しかし自動音声では既存車両同様に「このバスでは、車内中央の自動販売機にてバスカードを販売しております。」と案内しているのはご愛嬌。
ただ自販機がなくて戸惑っている乗客がさっそくいて、運転手から買い求めていました。自販機を設置する目的としては運転手がカードを販売する手間を省くことや、防犯もあるだろうから、今後新車が増備されたらどうなるのか、気がかりなところです。


降車ボタン。宇野バスは降車ボタンを押すと「チーン」とベルが鳴るのが特徴的*1でしたが、新車では標準的な「ピンポーン」が鳴ります。


四御神車庫にて運転手さんのご厚意により、車体の全景を撮影させていただきました。ありがとうございました。
「足るぐれー撮れーよ」(岡山弁で「飽きるぐらい撮ってよ」の意)と言われたのが印象に残りました。
新車が営業開始したのはダイヤ変更が行われた11/30からということも教えていただきました。


入口扉はスライドドアになっています。折戸よりも閉扉に時間がかかるので、戸閉ブザーがやたら長く鳴っていました。

試乗してみて、「交通バリアフリー法をクリアしつつ、かつ極力グレードは維持する」という宇野バスのこだわりを感じ取ることができました。

*1:最近は「チーン」と「ピンポーン」が同時に鳴るよう変更されている