地図を破ってみることが必要なときがある

「おっちゃん*1、他人の俳句はちゃんと分かるんですねえ」

…私は「プレバト」という番組の俳句コーナーが大好きでよく見ているのだが、そのコーナーで出演者が詠んだ俳句の添削をしている、俳人の夏井いつき先生が梅沢さんに対してよく言うくだり。
永世名人」の梅沢さん、本人が詠んだ句はよく「ボツ」でシュレッダーにかけられるのに(笑)、他人が詠んだ句に対しては欠点をズバリ言い当てている。他人の欠点に対してはビシビシ言えるのに、いざ自分のこととなると見えなくなるものだ。

ふと思ったんですが、これって会社の組織に対しても言えるんじゃないかって。組織の中にいると全然見えなかったのに、一度外に出て分かることがあると。

前口上はこれぐらいにして、結局何が言いたいかっていうと、元いた組織はつくづく異常ではなかったのかと。新しい組織に属して、元いた組織を客観的に見てそんなことを思ったのだった。あんな状態ではモチベーションは上がらないし、よいものは産まれない、悪循環の繰り返しになるのではと。社内でワースト10に入るぐらい残業したところではたして何を得られる? 虚しさだけではないのか?

いくら仕事で地位や名誉を得たって、死んだら何も残らないのである。ま、これは先日のエントリーでも出てきた知り合いの牧師先生の受け売りですけど。確かにせやなーと思う。

私自身も仕事に対して地位やら名誉なんて求めてなくて、以前は管理職だったけど一昨年は仕事が忙しすぎて、会社側の配慮で管理職ではないけどそれと同等の肩書であるエキスパート職に変えてもらった経緯がある。いわゆる専門職だ。

別に元いた組織のことを一方的に批判したり裁いたりするつもりはない。長くいすぎたなという点も否めないが、得たものだってあるわけで。むしろ愛ゆえの発言ですよ。ほれ、うちツンデレやしw

「何もこんなことネット上で言わなくても…」という声もあろうが、誰かが声を上げないと変わらない*2。だから、あえて言う。

(´-`).。oO(ま、いったん醸成された体質いうんは一朝一夕には変わらんやろけど)

最後に、今日のタイトルの元ネタが分かった人はコアなCHAGE and ASKAファンですね。友達になりましょう。

*1:梅沢富美男さんのことを夏井いつき先生はこう呼ぶ

*2:そもそもこのブログを読んでる人が何人いるのかという話になるのだが