鶏になる

成田線の未乗区間である成田−成田空港間に乗るべく、余っている18きっぷを使って出かけた。上野から常磐線我孫子我孫子から成田線回りで。我孫子を経由したのは言わずもがな、久しぶりに唐揚げそばを食べたかったから。唐揚げ2個入りだとさすがに空腹が満たされる。

成田線我孫子−成田は大回り乗車で乗る機会が多いが、いつ乗っても下総松崎付近の景色に驚かされる。すでに稲には穂が実っていた。こんなところをE231系が走っているのだからすごい。

成田で快速「エアポート成田」に乗り換え。スーツケースを持った乗客が多い中、軽装でごく普通のカバンを持った自分は浮いていたように思ったが気にしない。成田線の「本線」から分岐して単線の高架線を突っ切る。本当に国際空港へ向かっているのかと思いたくなるほど田舎の風情を進み、トンネルに入ると空港第2ビル駅に到着。そこを出ると成田空港駅で、ようやく成田線を完乗。

成田空港駅では改札を出場すると、検問を受けなければ再び改札内に戻れない。18きっぷだから降りてすぐに車内に戻ればよかったのだが、グリーン券を買いたかったので一度改札を出る。免許証を提示して見学である旨を警備員に伝え、券売機で磁気グリーン券をICOCAで購入。いま乗ってきた「エアポート成田」と同じ編成で折り返す。それにしてもN'EXが毎時2本あるのに対して、快速は毎時1本しかないというのは、JR西日本関空快速が毎時3本あることを思うと少なすぎるように思う。

千葉到着前に房総色の211系が留置線にいるのを見た。千葉を出てから新小岩まですっかりおやすみう(略)。横浜で下車して、湘南新宿ラインで折り返すと通過駅のはずの新川崎で列車が停まった。まさか運転士が間違えた? …と思ったら、トイレを利用していた乗客に何かトラブルがあったのか、トイレ内の非常ボタンが押された由。安全確認を終えて運転再開、5分延で新宿に到着。