京王9000系に愛を

その後、京王線へ移動。前回撮影した時は9000系の走行を撮れなかったので、今回はそれ狙いで。

↑9703Fの後部に6000系2両を従えて走る高尾山口行の準特急千歳烏山芦花公園(ろかこうえん)
9000系は8両編成であり、京王線の各停、あるいは相模原線の快速運用が主体。そんな中、6000系2両を併結した10両編成で走る京王線準特急運用は9000系6000系双方にとって花形運用といえる。9000系よりも8000系のほうがカッコいいじゃんと言っている人は、9000系の良さがお分かりでない。確かに標準化された車体で、京王伝統の戸袋窓も無い。でも、座席の幅が京王の他車種よりも広い。京王としてはVVVFインバータの素子に初めてIGBTを採用した車でもあり、加速時に音が急に変調するのが面白い。更には純電気ブレーキを採用していて、停止寸前に「ブーン」という音がするのもまた面白い。8000系も一応、往年の名車5000系をイメージした顔にしたということだが、9000系ではもうイメージを完全に5000系に近づけたなという印象。

↑「京王パスポートカード」のヘッドマーク付き8000系。「ポイントつきます!」。ヘッドマークをじっくり眺めて、パスポートカードのキャラクターの名前が「ポイントくん」であることを知る。