JR宝塚線の脱線事故で

JR西日本における過密ダイヤ、余裕のないダイヤ設定が指摘されたが、ある意味、曜子ちゃんも「過密ダイヤ、余裕のないダイヤ設定」なんだろうなあと思ってしまう。僕自身も前の現場はそうだったけど。

今、冷静になって考えてみると、この事故は他の方も仰っているように日本社会に対して何か大きな警告を発しているように感じる。

先日、僕が大学時代に所属していた鉄道研究会の先輩で、兵庫県在住のお二方が尼崎の事故現場へ献花に行かれた。話によると、現場の空気はたいへん重苦しく、とても帰り道は会話が出来るような状態ではなかったらしい。

この脱線事故、何人にとっても決して他人事ではない。


↑事故車両と同型の207系0番台(2004/12/04 撮影)。敢えてアップさせて頂く。
ただでさえ余裕の少ないダイヤなのに、阪急宝塚線と競うため快速を新たに中山寺に停車させながら、伸びる運転時分を途中駅の停車時間短縮と駅間の高速運転でひねり出して同じにしたのはどう考えても無謀でしょう。本線のようにATS-Pが整備されていたのならまだしも・・・。
新快速も、大阪−姫路の所要時間はデータイム57分だけど、実際に乗って、57分で到着したのは数えるほどしかない。1、2分延がざらだ。芦屋や三ノ宮では定時なら降りたホームで各駅停車に接続するが、遅れれば各駅停車はさっさと出てしまう。
運転に関する高度な技量、素養を持った指導者が少なくなっているのだろうか。