JR宝塚線

実は今日の日記は岡山の実家から更新している。帰省の道中、関西を訪れてきた。たまたま113系を撮影する用事もあったのだが、およそ半年ぶりに福知山線JR宝塚線)に乗車し、事故区間(尼崎−塚口)を往復した。往復ともに乗車したのは事故車両である207系。以前はステンレス車体に濃淡ブルーの帯を巻いていたが、今日見たすべての車両が、オレンジと濃紺の帯を巻いた新色に変わっていた。本来なら207系も、後継の321系も、今の色になることはなかった。あのカーブを通過すると、厳粛な気持ちになる。そしていろんな思いが交錯する。未だにここで106名もの尊い命が失われたということが信じられない。カーブを通過中、そっと手を合わせる。
折しも今日は、あの事故からちょうど10ヶ月。事故が決して風化されることの無いように、そして二度とあのような事故が起こらないようにと願うばかりだ。