紀勢本線周りの帰省

※8/19に記入。

夏休みを利用して東京から岡山へ帰省するわけだが、ただ西へ向かって帰るだけではつまらないという考えが働いて、紀勢本線和歌山線、桜井線を完乗して来たというわけである。

ここ数週間は週末にくたびれることが多くて朝4時に起きられる自信がなかったから、昨日は昼に寝だめして終夜運転。今朝の「のぞみ1号」で名古屋に向かい、名古屋で「南紀1号」に乗り継ぎ。紀勢本線は山と海が入り組んだ複雑な地形で新宮までは長く険しい道のり。車両がキハ80だった頃はかなり大変だったろう。

新宮到着は11:21だったが、5分ほど遅れて到着。くじら弁当は発売されていなかった。残念。1時間30分ほどの小休止を挟んで、「オーシャンアロー22号」(283系)に乗車。この列車に乗ることも今回の旅の目当てだった。指定券を取っていたものの山側だったので、海が見える区間では空いている海側の席に移ったり、3号車にある展望ラウンジに移動して海を眺めていた。夏の日差しに映える太平洋が印象的だった。新宮から紀伊田辺までは単線でカーブも多く、振子式車両の283系が本領を発揮する。

紀伊田辺から複線になって列車の速度も上がり、ここから先はすでに乗車済みの区間だったのでのんびり過ごし、あっという間に和歌山へ到着。

和歌山から和歌山市行きの列車に乗車して、ようやく紀勢本線を完乗。和歌山市駅は南海の駅で、JRがホームを間借りしているような状態である。当地では和歌山駅を「和駅」、和歌山市駅を「市駅」と言えば通じるらしい(逆にそう言わないと通じない?)。

和歌山では井出商店でラーメンを食べた。和歌山に来てこの店に行くのは芸がなさすぎるようにも思うのだが、でもラーメンは美味かった。ラーメンが来る前に、テーブルに置かれている寿司を食べるのが和歌山独自の食文化。