紀勢本線回りの帰省 II

※8/19に記入。

13日は和歌山にて1泊。ホテルでテレビを見ているとABCテレビ赤江珠緒アナウンサーを見た。疲れたこともあって日付が変わる前には爆睡…。

そのおかげで14日は6時30分には目が覚めて、「おはよう朝日です」を見ていた。おは朝といえばエレクトーン? せっかく関西に来たので関西ローカル番組を見たかったのである。

7時30分には宿をチェックアウトし、市駅から和駅に出て、和歌山線に乗り継ぐ。105系2両編成、ロングシートという魅力のない電車なのだが、これに乗らないことにはいつまでたっても和歌山線を完乗することができない。

乗車した列車は和歌山発奈良行き。これだけではどこを経由するのか分からないが、途中の高田までは和歌山線を進み、高田から桜井線を通って奈良へ抜ける。和歌山線は和歌山−王寺間を結んでいるが、運転系統は高田で分断され、高田−王寺間は大和路線から直通の区間快速が乗り入れていて大和路線の支線のようになっている。
このため、和歌山−高田−(桜井線)−奈良−(大和路線)−王寺−高田という経路で、高田から反時計回りでまず桜井線を完乗し、王寺から和歌山線の残りを片づけるという計画にした。

和歌山を発車した列車は田園風景の中を進んでいく。意外と列車の速度は速かった。粉河までは和歌山の都市圏という印象であるが、そこを過ぎると紀ノ川が寄り添い、山間を進む。

紀伊山田では地元の高校生が作成したドット絵の駅名標があったのが印象的だった。橋本では南海高野線と接続するので、乗降が割とあった。

車両はイマイチな和歌山線であるが、北宇智駅スイッチバックは見所。すでにここは奈良県五條市。画像はその北宇智駅

田園風景が広がるのどかな景色を進んでいき、街が開けてくると高田に到着。ここから桜井線に入る。

桜井線は桜井駅と、天理教の団体客対応で専用ホームがある天理駅が立派な造りだったが、それ以外の小駅はひなびたローカル駅の風情だった。とてもICOCAが使えるとは思えないほど。
奈良の一つ手前、京終という駅名は歴史を感じさせる地名だ。他にも畝傍や帯解といった難読駅名が多い。

奈良に到着し、桜井線を完乗。そして和歌山から3時間近い105系の乗車もようやく終了。大阪方面行きの221系大和路快速に乗り換えて王寺へ向かい、王寺から同じく221系の高田行き区間快速に乗り換え、和歌山線を今度は先ほどと逆側から進む。最近設置されたJR五位堂駅を出ると、終点の高田。これで和歌山線も完乗。

あとは折り返しの区間快速大阪都心へ向かい、大阪環状線を撮影してから岡山へ戻った。