川越線・八高線に乗る

せっかくの晴れたフリーな休日。家にいるのもなんなので、ホリデー・パスを使ってまだ乗ったことがない川越線へ乗りに行くことにした。
さて、川越線川越駅を境に運転系統が分かれており、東側の大宮−川越間は埼京線と一体に運行されていて事実上埼京線の延長のような形態。一方、西側の川越−高麗川間は八高線・八王子−高麗川間と一体の運行系統となっている。使用車両も東側、西側でそれぞれ異なる。このため新宿方面から川越線に乗ろうとすれば、必然的に埼京線を利用することになる。川越線へは20分おきに快速が運転されているが、僕が新宿駅に着いたときはまだ15分ほど時間があったので、先行の各駅停車で武蔵浦和までのんびり行くことにした。
武蔵浦和で川越行きの快速に乗り換え。大宮で埼京線の地下ホームに入り、再び地上に出ると川越線へと踏み出す。初めて乗る路線の車窓風景を眺めると、未知の世界を切り開いていくようでわくわくする。次の日進駅までは複線だが、その先は単線。田畑も広がり、風景は実に長閑。そんな中を10両、4ドアの205系が走るのはミスマッチだ。
川越に到着し、向かいの高麗川経由八王子行きの209系に乗り換える。車番を見ると「モハ209-3101」。おやおや、先頭車が東京臨海高速鉄道りんかい線70-000系の買取車である209系3100番台のハエ71編成ではないか。

いきなりこの編成に当たるとは運がいい。この209系3100番台は2編成存在し、元が70-000系なので顔が一般的な209系とは異なる。
川越以西も長閑な景色を進む。単線なので駅では対向列車の行き違いのため数分停車することもある。高麗川に到着し、川越線全線制覇。そのまま八高線を八王子へ向けて進む。八高線も途中で山深い景色に入って行き、ここもまたとても4ドア通勤形電車の走るロケーションとは思えない。八王子を目の前にした拝島ではのんびり8分停車。高麗川以南の八高線は1996年3月までは電化されておらず、ディーゼル車が走っていた。