2013年の年末に特大ネタ

2013年もまもなく終わろうという12月28日、岡山の、いや全国のバスファン驚きの新車が宇野バスで営業運転を開始しました。


今まで全車が三菱ふそうだった宇野バスになんと、日野自動車ブルーリボンIIが導入されました。登録番号は「岡山200 か12-53」。

12/28は出勤だったのですが、仕事を終えて岡山駅へ向かおうとすると、岡山駅前(中銀前)バス停付近で東岡山線に入っているこの車を目撃。

「えー!? もう動いとん!?」

…というわけで岡山駅前(ドレミの街前)に先回りして早速乗車。仕事だったこともあってこの日はカメラ不所持。終点の四御神車庫まで乗車したのですが、この車のドライバーの方が僕のことを覚えておられ、親切にも翌日のダイヤを教えてくださいました。これは改めて撮影、乗車しないわけにはいくまいと思い、本来なら翌日から冬コミで東京へ向かう予定だったのですが、サークル参加は3日目なので、翌29日は冬コミ初日一般参加をキャンセルし、急遽12-53の取材を敢行!


29日は岡山駅発8:55の瀬戸駅行でこの車に乗車し、岡山駅瀬戸駅を往復。山陽本線なら20分弱で行ける区間をバスで1時間弱かけて行くとはなんと物好きな(爆)。
瀬戸駅停車中に車内を撮影。宇野バス独自のハイバックシートは変わらず、座席配置は岡山200 か11-84と同様です。同車に合わせるよう宇野バス側が日野へ要求したのでしょうか?


瀬戸駅にて115系湘南色と共演(ちょっと苦しいか)


時刻表を配布しているサービスコーナーも11-84同様、公式側の先頭座席後ろにあります。


降車ボタンも11-84と同じ。今後新車が増えて従来車が淘汰されると、宇野バス独自の降車ベル「チーン」も聴けなくなってしまうのでしょうか。


宇野バスの特徴でもあった側面腰部の行先表示器は、この車では一般的な路線バス同様、側窓部分に設置されています。
ブルーリボンIIでは構造上、行先表示器を腰部に設置できないのが理由だそうです。


リア部です。一般的なブルーリボンIIではプレートが中央にありますが、この車ではふそう同様、右側に配置されている点に注目。


シフトは6速MT。
11-84はATという構造上もあってか、従来車に比べ燃費が劣るようです。それでまだMT車が残っている日野車を選んだのだとか。運転席の機器配置など、仕様は既存のふそう車に極力合わせるカスタマイズを行っているとも伺いました。
11-84と12-53でどちらが燃費や扱いやすさで優れているかを判断して、今後の車両更新をどちらの車種で行うか見極めるものと推測されます。

撮影に協力してくださいました12-53のドライバーの方にこの場を借りてお礼申し上げます。