日野車、宇野バス、また増える。

従前まで三菱ふそうオンリーだった宇野バスに昨年末突如登場し、ファンの注目を浴びた日野・ブルーリボンIIですが、この秋さらに1台増備され、昨日から営業運転が開始されたようです。
それはこちら。


岡山200 か13-29


参考までに昨年投入されたブルーリボンII(岡山200 か12-53)と比較。13-29は前照灯の内側にデイライトが増設されているという差異が見られます。


車内の様子。従来のワンステップ車である岡山200 か11-84および岡山200 か12-53は座席数が30で、ツーステップ車より座席数が減少していましたが、この車ではシートピッチを若干詰めた結果35席に増やされ、ツーステップ車並みの座席定員が確保されています。
この車で座席が増えたのは従来のワンステップ車に乗ったお客から座れなくて苦情が来たからなのか、ワンステップ車でも座席数を確保したい宇野バスのこだわりがあったからなのかは分かりませんが、今後はこのレイアウトが宇野バスの標準仕様となるのでしょうか?


バリアフリー部分。従来のワンステップ車では1人掛けの折りたたみ座席が2列並んでいましたが、13-29では後部に1人掛けの正座席が増設されました。


12-53では非公式側前輪のタイヤハウス部分に携帯電話専用のコンセントが設置されていましたが、利用されることはほとんどなかったのか13-29では廃止されたようです。

宇野バスが今回エアロスターではなくブルーリボンIIを増備したことで、今後の新車をふそうにするか日野にするかについての答えが出たと言えます。
すでにふそうはATしか選択できなくなり、燃費重視で早めのシフトアップを行っている宇野バスにとってはMT車の方が好まれるのでしょう。