グリーン車Suicaシステム 拝見

10月16日のJR東日本ダイヤ改正により、湘南新宿ラインが改正前の38往復から64往復に大増発され、同時に211系、215系E217系E231系と列車によりまちまちだった車種がすべてE231系に統一され、すべての列車にグリーン車が連結されることになった。グリーン車については、「グリーン車Suicaシステム」という新サービスが開始されることになった。このシステムを改正から8日経った今日、ようやく初体験することに。土曜・休日は平日に比べて200円割安な「ホリデー料金」が設定され、50kmまでなら550円*1になった。もっとも、今までの料金が高過ぎで、ホリデー料金でようやく適正な料金になったように思う。

新宿駅Suica対応券売機で、グリーン券を求める。すると「Suicaグリーン券」、「磁気グリーン券」の選択画面が現れる。ここで「Suicaグリーン券」をタッチ。次に利用路線の選択画面が現れ、「湘南新宿ライン」をタッチ。次に降車駅を選ぶ。新宿から50km区間の末端は東戸塚なので、東戸塚をタッチ。するとSuicaから550円引き落とされ、Suicaが返る。切符は出ない。Suicaにグリーン券情報が記録されたためだ。

横須賀線直通の逗子行き電車に乗り込む。グリーン車の2階席に座る。座席の上に着席状態を表すランプ(空席なら赤、着席なら緑)と、グリーン券情報読取り装置があり、この装置にSuicaをタッチ。するとランプが緑に変わる。これにより、乗務員による車内改札が不要になるわけである。なるほど、このシステムを導入するため、湘南新宿ラインの車両をすべてE231系に統一する必要があったわけだ。

車内の印象は地元を走っている快速「マリンライナー」の2階建て車両とほとんど変わらない。まあマリンの2階建ては東日本のグリーン車の図面を流用したものなので、当たり前と言えばそうだけれど。

東戸塚で下車し、グリーン車の連結されたE231系を撮影してから、桜木町へ。

*1:駅で事前に買った場合。車内で買うと250円増しなので注意