日本最低をめざすバス会社(続編)


以前のエントリーで宇野バスについて特集しましたが、その時に掲載できなかった画像を紹介。



表町バスセンター前に掲示されている運賃表。5.9kmまでの運賃はJRと互角。それ以上の距離でも県内の同業他社と比べればかなり安いです。10km乗ると宇野バスは280円に対し、他社は400円以上かかるので…。


県下初の100円運賃を実現したことや、運賃が国内のバス会社で3番目(民営のバス会社では2番目)に安いことをアピール。参考までに1番安いのが鹿児島市交通局、2番目に安いのが長崎バスで、九州勢がワンツーフィニッシュ。


バスの車内に設置されているバスカード自動販売機も宇野バスならでは。
岡山県内の一部のバス会社でICカード(Hareca、ICOCAPiTaPa)が普及したこともあり、2008年10月に岡山県共通バスカードが廃止されましたが、宇野バスでは代替として宇野バス専用バスカードを発売しています。


県下初のバスロケーションシステムを導入したのも宇野バス。接近チャイムは大阪市交通局の同システムと同じです。


座席は緑色のハイバックシート。長時間の乗車でも疲れにくいように配慮されています。


岡山駅構内のバスターミナルに進入するエアロスター。この車種は窓割をシートピッチに合わせ、なおかつ着席した際に視線が横桟にかからないようにした特注のサッシを採用しているという、凝った作りになっています。


岡山電気軌道東山本線を右折で跨いで表町バスセンターに進入するニューエアロスター
宇野バスは着席定員を重視しており、着席定員が減るノンステップバスワンステップバスの導入を見合わせているため、1999年に導入したツーステップのニューエアロスター(岡山200ナンバー)が最新式です。それでも交通バリアフリー法施行以前は車両の代替が早かったこともあって、在籍する車種はエアロスターとニューエアロスターの2種類のみです。