JR四国をめぐる冒険III(1日目)

2012年9月の「JR四国をめぐる冒険II」以来、なんと8年ぶりの「JR四国をめぐる冒険」続編、第3期、サードシーズンですよ(しつこい)。

ここ数年は9月19日と9月21日生まれの某誕生日イベントで伊豆箱根鉄道へ足が向いていて(笑)、なかなか四国へ行く機会がなかったのですが、今年はコロナ禍のゴタゴタで伊豆箱根鉄道のイベントもなく時間ができたんですね。

ならばこの機会に8600系や2700系のグリーン車に乗っておきたいし、引退が近い2000系のグリーン車にも乗りたいといった企画もできたので、今年8年ぶりに「バースデイきっぷ」を使ってJR四国グリーン車を堪能しようと思い立ったのでした。4連休は混みそうなので昨今の事情もあり避け、9/25に有休を取得し9/25~9/27に出かけてきました。

児島→松山 「しおかぜ5号」(8600系)

初日は8600系を堪能します。以前から8600系の「しおかぜ」に乗って今治焼豚玉子飯を食べたいと思っていたものの、なかなか実現できずに今日に至っていましたが、この日ようやくその念願が叶いました。8600系に乗りたいがためにこの時間帯からのスタートになったわけです。


8600系はユーモラスな外観の特急電車です。どことなく蒸気機関車のようなデザインですね。
「しおかぜ」は5両編成ですが、宇多津にて高松から2両編成でやって来る「いしづち」号を併結し、そこからは7両編成での運転となります。


年末年始、GW、お盆の多客期には「いしづち」に比べて圧倒的に利用者が多い「しおかぜ」の混雑緩和のため「いしづち」との併結を行わず、8両編成全てが「しおかぜ」という迫力ある姿が見られます。この場合、グリーン車が2両連結されるのも特徴的です。

コロナ禍でJR四国も乗客大幅減の苦境に立たされているので、いつか列車に乗って同社を応援してあげたかった。3日間グリーン車乗り放題で13240円じゃ奉仕価格同然だけど、でもこの日ようやく叶った。

8600系のグリーン車に乗れてよっぽど嬉しかったんですね。



11:35に今治着。今治駅は高架駅で立派です。

愛媛県今治市 「白楽天」の焼豚玉子飯と唐揚げ

楽天で念願の焼豚玉子飯と唐揚げのセットをいただきました。目玉焼きの下に甘めのタレがしゅんだごはんと焼豚が敷き詰められていて、一口食べると食欲をそそって一気に食が進みました。これを食べたら一気にパワーが回復しましたね。ちょうど昼時で、地元で働いている方々も次々とやってきて繁盛していました。

今治城

今治城。生憎の天気でしたが、朝に家を出たときはかなり雨が降っていて、今治に着いた頃には止んだだけでもマシです。

今治の市街地を歩いていると、思った以上に栄えていて感心しました。愛媛県第2の都市で、四国全体でも各県庁所在地に次ぐ第5の都市なのですから当たり前です。
今治の街を歩くのは今回が初めてだったので、いい刺激になりました。

西条市内をぶらり

この後は8年ぶりに伊予西条へ寄りました。西条と言えば「うちぬき」の水が有名です。このために2リットルの空きボトルを2本持参し、西条市総合福祉センター隣接の水汲み場で汲んできました。
伊予西条駅すぐの四国鉄道文化館南館にはフリーゲージトレインが展示されています。


西条大町郵便局付近の風景。古い町並みとピンク色の郵便局舎の組み合わせが面白いと思ってカメラを向けました。

伊予西条→児島 「しおかぜ24号・いしづち24号」


伊予西条16:27発の「しおかぜ24号・いしづち24号」で一気に児島へ向かいます。発車標に8600系が描かれていて凝っています。

8600系のグリーン車は可動式枕に加えてレッグレストも備えていて超快適です。いつも地元で撮影するだけの存在だった、憧れの特急グリーン車に乗れて本当に嬉しかったですね。

長年の夢だった企画をこの日実現できた喜びが溢れています。

高松へ寄って帰る

児島着は17:49なので、このまま帰ってしまうのはもったいない。そういうわけで伊予西条駅で児島18:06発、快速「マリンライナー51号」のグリーン車を前もって手配していたのでした。

うどん市場兵庫町店で夕食。肉ぶっかけとアジフライをいただきました。

高松銘品館(高松駅みどりの窓口向かいにあるセブンイレブンと言った方が分かりやすいか)でこれを売っていたので買いました。
高松20:10発の快速「マリンライナー62号」で児島までグリーン車に乗り、児島からは普通車に移っていったん入庫。明日は宇和島へ足を伸ばし、あの「四国新幹線」に乗る予定です。