「なんでやろ、8番」の旅(3)-香川県じゃない高松と兼六園へ行く-

<前回の続き>
tznex.hatenablog.com
tznex.hatenablog.com

「なんでやろ、8番」の旅もいよいよ最終日。朝5:45には起きて6:30にはホテルをチェックアウト。
早めに出発したつもりでしたが早朝から金沢駅の人通りの多いこと。駅ナカセブンイレブンも混雑していました。

七尾線の撮影リベンジ


金沢6:57発の七尾線に乗車し、昨日に続いて能瀬へ向かいます。
何の変哲もない521系100番台に見えますが、これはIRいしかわ鉄道所有の車両。金沢-津幡はIRいしかわ鉄道へ乗り入れる形態のため、同社も521系100番台を3編成所有しています。
編成番号がJR西日本の「Uxx」に対してIRいしかわ鉄道は「IRxx」であること、車体側面のロゴがJRマークではなくIRいしかわ鉄道のマークになっている点で識別できます。


830Mの金沢行きは晴れで撮影できました。


続行でやって来た681系の「能登かがり火2号」。和倉温泉7:00発で良川、羽咋、高松、宇野気、津幡とこまめに停車して金沢8:05着なので、金沢への通勤特急のような役割でしょうか。



能登かがり火2号が走り去った後はまた曇ってしまいました。この時期の日本海側は天気が変わりやすいことを改めて実感。

押ボタン式信号機の注意書き


信号機の交差点名板からもここが津幡町であることを教えてくれます。


押ボタン信号機のこの注意書きは石川県ならではでしょうか。よそでは見ない気がします。
過去に歩行者が押ボタンを押さずに横断したことによる事故が多発したんでしょうかね。

能瀬駅


能瀬駅の駅名標と駅舎

香川県じゃない高松


能瀬から七尾行きの837Mで高松へ向かいます。平日は高松止まりですが土休日は七尾行き。


進行方向から見て最も右側の高松駅3番線に入った837M。私はここで降りますが、列車は特急通過待ちのためしばし停車。
特急の通過待ちや当駅を始発とする普通列車の折り返しは2番線ではなく3番線を使用するようです。


683系の特急「能登かがり火1号」が颯爽と走り抜けていきます。


高松に来たんですが周りにうどん屋さんがありそうな気配が見当たりませんね(すっとぼけ)


そら(ここは石川県かほく市やから)そう(うどん屋さんはない)よ
…ただ調べてみたところ、駅から1.3kmほど七尾方面に進んだ国道159号沿いに「麦の屋 高松店」といううどん店があるようです。しかも地元ではかなり評判がいいようです。まさに高松のうどん。
しかしその手前には8番らーめん高松店があります。高松駅から500mなので徒歩でも余裕で行けます。
児島店は岡山県倉敷市の児島にあるのに、高松店は香川県高松市ではなく石川県かほく市にあるのが面白い。
今回行ってネタにしたかったんですが、まだ朝9時台で開店前のため行けませんでした。今度北陸へ来たときには行ってみたいですね。

ICカード七尾線高松駅を利用した場合の履歴印字

予讃線高松駅七尾線高松駅ICOCAエリアなので、履歴印字が単に「高松」だと区別が付きません。そこで七尾線高松駅は「高松七」と印字することで予讃線高松駅との重複を回避しています。
似た例としては山陽本線の上道(じょうとう)駅と、境線の上道(あがりみち)駅があり、山陽本線上道駅は半角カタカナで「ジョウトウ」と印字されますね。

♪ホントの津幡は本津幡

…これで元ネタがtvkの「saku saku」でやっていた「厚木のうた」と分かった人は「シャアサク」です。


本津幡で「花嫁のれん1号」を撮影。


続行でやって来た高松行き1841M。


1841Mは本津幡で840Mに加えて「サンダーバード20号」と2本まとめて行き違いをするため、10分も停車時間があります。


本津幡駅名標と駅舎。かなり味のある駅舎です。

ここから津幡駅まで歩いてみます。


矢印が鳥みたいな形をした不思議な道路標識。

www.town.tsubata.lg.jp
津幡町では白鳥が「町の鳥」として指定されていて、白鳥を矢印に見立てたご当地限定の道路標識だそうです。


本津幡駅から津幡駅まで歩いて向かう人の休憩スポットかのように(絶対違うわ)佇む8番らーめん津幡店さん。
もう11時を回っているので、この後の予定も考えてここでお昼にしましょう。


今日は寒いので辛旨ちゃんぽんらーめんがより一層美味しい。チーズ餃子も一緒に注文。
残ったスープを〆のご飯にかけて二度美味しい。これで寒さを吹き飛ばします。


津幡駅へ着きました。もともと北陸本線の駅だったので本津幡よりこちらの方が立派です。
むしろ「本津幡で降りるとビビるべ?」


IRいしかわ鉄道の列車で金沢へ戻ってきました。IRいしかわ鉄道521系環状線のマリオラッピングみたいな色してますね。

兼六園


せっかく金沢で2泊したことだし、金沢駅からバスに乗って兼六園へ行ってきました。20年前にも来たことがありますが当時は夏でしたね。
この「徽軫灯籠」という灯籠は兼六園の象徴で、道路標識にも描かれています。


紅葉もきれいで素晴らしかったです。
岡山にも後楽園がありますが格の違いを感じます。さすが加賀百万石の城下町です。

北陸新幹線


「なんでやろ、8番」の旅もいよいよ大詰め。北陸新幹線に乗って東京経由でぐるっと回って帰ります。
このため乗車券は岡山→山科(経由:新幹線・新大阪・東海・湖西・北陸・金沢・新幹線・東京・新幹線・米原)と、京都市内→岡山の連続乗車券にしました。
これでも岡山⇔東京都区内の往復乗車券より若干高いぐらいです。
金沢15:57発「かがやき510号」の指定席を取っています。


来年3月16日の敦賀延伸に向けて、駅名標の次駅案内「こまつ」がシールで隠されているのが確認できます。


早めに新幹線ホームへ上がり、富山行きの「つるぎ718号」に入っているW7系を撮影。
北陸新幹線にはJR東日本E7系と、JR西日本W7系が使用されていますが会社の違いにより形式が異なるだけで、基本的な仕様は変わりません。


「かがやき510号」に乗車します。こちらもW7系でした。
E7系は車内メロディーがJR東日本標準のものですが、W7系では「北陸ロマン」が流れます。


北陸新幹線の車窓風景。

長野に着く頃にはすでに真っ暗になってしまいましたが、東京-長野間は過去に乗っていて長野までの車窓が見えればよいと思ったこと、なるべく北陸の滞在時間を伸ばしたかったことから「かがやき510号」を予約したのでした。

東京には18:28着。金沢から2時間31分で着いてしまうとは東京と北陸は随分近くなったものです。
このあと東海道新幹線に乗り継ぎますが、乗車したのは「のぞみ」ではなく東京18:36発、三島行き「こだま803号」、特急券も東京-三島の自由席特急券
そう、休みがまだ1日あるので今日は沼津に宿泊して明日岡山に帰ります。
今回の「なんでやろ、8番」の旅としては東京でおしまいです。
8番らーめん本店に行ったり七尾線521系100番台に乗ったり、兼六園に行って〆は北陸新幹線と大充実でした。北陸新幹線敦賀へ延伸したらまたぜひ行きたいですね。