宇野バス東岡山線を行く

コミケから帰ってきて早速、去る12/21に運行区間が延伸された、宇野バス東岡山線を全区間乗り通してきました。
東岡山線は今年の4/3に、末端区間である「岡山東支援学校前」、「東岡山」の各バス停が廃止され、「ろう学校前」バス停が終点に変更されたばかりで、ろう学校前到着後は近隣の四御神車庫まで回送されていました。今回の運行区間延伸は、この回送区間であったろう学校前−四御神車庫を客扱いするように変更したものです。
経路については文章で説明するとややこしいので、以下の地図を参照してみてください。
http://www.mapion.co.jp/m/34.69074970825081_133.99055373047247_8/

「岡山東支援学校」交差点を左折して、「四御神南」バス停で宇野バス四御神線と合流し、終点の四御神車庫にたどり着きます。つまり四御神南、四御神車庫バス停ではこれまでの四御神線に加えて、東岡山線も利用できるようになりました。

では、東岡山線でお出かけしてみましょう。


スタートは宇野バス表町バスセンター。今日から1/2まで年末年始ダイヤですが、東岡山線は毎時2本の頻度が確保されています。岡山駅まで運賃が100円であることをホーロー板でアピール。


岡山の市街地を抜けて、旭川の右岸を北上します。右手に見える建物は今年の9月に移転開院した、岡山では有名な榊原病院


Twitterでは先行してアップしましたが、東岡山線の見どころはここ、西川原−就実大学前。踏切を渡るのは危険だからという理由で、直進して踏切を渡らず、あえて山陽本線をアンダークロスする道を迂回している点です。この迂回路は宇野バスが費用を出して作ったそうです。



元きた道に戻って、しばらく旭川沿いの土手を進みます。


東岡山線はJR山陽本線の高島−東岡山間と完全並行しています。単に岡山駅高島駅東岡山駅を利用するならスピード、本数ともJRが圧倒的に有利ですが…。右手に山陽新幹線の高架を見やりながら、東岡山駅が見えてきたところで左折。

ちなみに東岡山線には高島駅の目の前に「新屋敷団地」バス停が、東岡山駅北口から左手に100mほどのところに「東岡山駅前」バス停があります。さらに東岡山駅南口には国道2号・250号線の「長岡・駅前」バス停もあります。


これまでの終点であったろう学校前を通過。すでに乗客は僕一人の貸切状態…。東岡山駅からのフィーダー路線として使えそうにも見えるのですが…。


延伸区間を進みます。


終点の四御神車庫に到着。


四御神線の時刻表。


こちらは東岡山線の時刻表。


東岡山線運行開始のお知らせ。四御神線より距離が長いため、東岡山線経由で岡山駅前、表町バスセンターまで乗ると四御神線より運賃が高くなること(とは言っても差額は10円ですが)や、定期券では四御神線と東岡山線の選択乗車はできない旨の注意書きがあります。
四御神線は表町バスセンターを経由して岡山駅構内のバスターミナルへ向かいますが、東岡山線は駅前町バス停*1を経由して表町バスセンターへ向かうので、四御神車庫または四御神南バス停からの利用客は、目的地が岡山駅か表町かに応じて使い分けることができるようになりました。


同じ車で表町バスセンターへ折り返し。整理券番号は1、2が欠番。全区間乗り通しても運賃は290円。宇野バスの運賃表を照合すると、距離は10.3km〜10.7kmの範囲内となります。
※運賃表の下に乗務員のネームプレートがあるので、個人情報保護のため画像を加工しています。

延伸区間の乗客は往復とも僕一人でした。僕は岡山市民ではあるものの宇野バスとは縁がない地域に住んでいるので、地元利用はゼロ。これは寂しいですね。利用促進策を講じる必要があるのではないでしょうか?

バスを降りた後、近道通路を利用して表町商店街へ抜け、メロンブックス岡山店でC83の補完をしてきたとか(

2012年も間もなく終わりです。よいお年を!

*1:岡山駅構内のバスターミナルには入らないので、JRへ乗り換える場合はここで下車するよう案内される